938260 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

SilverLilyの パワ&ポジ☆ゆるるん日々記

SilverLilyの パワ&ポジ☆ゆるるん日々記

コウノトリ、カモーン!!

婚事記に書いたけど、
私たちの結婚生活は最悪な滑り出しだった。

夫は結婚してすぐにでも赤ちゃんを欲しがったけれど、
私は・・・。

今ここで告白するけど、
子供が大嫌いだった。
生涯、二人だけでもいいかなという気持ちがあった。

妊娠するのには微妙なラインの、
子宮内膜症だったから、
マイナス思考になっていたのも確か。

最初はタイミング法を何クールか試したけど全然ダメで、
色々話し合ったけど、とにかく3ヶ月必死にトライしてみて、
駄目なら二人で病院に行くことにした。
仕事の事とか、細かいことは気にしてもしょうがないってことで。

病院に通い、
本などを読んで、それ系の知識を学んで、
排卵日にあわせて頑張った(恥)。

生理がくるたび、
内膜症ですっごい気持ち悪い&痛い上に、
コウノトリがやってこないという現実。

なんで赤ちゃんがこないの!!って逆ギレして、
相方を父親にしてあげられないのが悲しくて、
自分に絶望した。

子供が嫌いだったくせに、
いざできないとなると何だかすごく欲しくなった。
街中で妊婦さんを見たり、
友達ができちゃった結婚なんていうと、
みんな簡単にできるのに(この考えはどうかと思うけど)
って悲しかった。

この頃には、赤ちゃんが欲しくて欲しくて仕方なかった。
自分と、相方の血を受け継いだ赤ちゃんを抱きたかった。
母親になりたかった。

相方は、俺が種無しなんだよって変な慰めをしてくれたけど。
(本気でそう思ってたらしい)

3ヶ月が過ぎて、結局コウノトリは来なかった。
仕事の都合でその月は病院に行けないから、
来月行こうと決めた途端、
憑き物が取れたようにスッキリしたのを覚えている。

それまで過剰に期待して、排卵日後は
「妊娠してるかもしれないから」って
必要以上に節制して生活していたから、
そういうのも全部取っ払って、
「私には赤ちゃんができないのよ~ん。
無駄な努力はしないのよ~ん。
来月病院にいくんだも~ん。」って
以前までのズボラライフを送り始めた。

それは、2003年、2月18日のこと。
その1週間、私は相方が呆れるくらいの食欲だった。
とにかくおなかが空いて空いて仕方がなかった。
1週間で5キロ太った・・・。

1週間異常な食欲で食べ続けた異常さに、
相方が、「もしかして」って言い出したのだ。
丁度、箱買いしてた妊娠判定薬が余っていたので、
どうせしてないと思うけど、
そんなに言うなら病院行く前使い切っとくか~。
位のかなりお軽いノリで私はトイレに行った。

結果は、黒!!
あれ?白っていうべきなの??

まぁ、とにかく諦めた時に
コウノトリはやってきた。

半信半疑の私は、子宮外妊娠とかいうオチはこないよね??ってずっと不安だった。
早速その週の土曜日(2月22日)に病院に行ったら、
正常妊娠であることが判明。
私の生理周期が異常なことから、
週を割り出せず、
先生「とりあえず、5週くらい?」

先生がくれた超音波写真には、
黒いマルが写っていた。

その写真を見た瞬間に、
色々(仕事とか、これからの生活とか)な考えは吹き飛んだ。

「私は、お母さんになれる。」

この時はつわりもなかったし、
見た目も全く変化なかった(当たり前)なんだけど、
おなかに赤ちゃんがいるんだって思うだけで、
自分まで大事に思えてきた。

今思えば、この日から、
私はどんなに感謝しても足りないくらいの幸せを
Silverから貰っていたのだ。



© Rakuten Group, Inc.