コウノトリ、カモーン!!婚事記に書いたけど、私たちの結婚生活は最悪な滑り出しだった。 夫は結婚してすぐにでも赤ちゃんを欲しがったけれど、 私は・・・。 今ここで告白するけど、 子供が大嫌いだった。 生涯、二人だけでもいいかなという気持ちがあった。 妊娠するのには微妙なラインの、 子宮内膜症だったから、 マイナス思考になっていたのも確か。 最初はタイミング法を何クールか試したけど全然ダメで、 色々話し合ったけど、とにかく3ヶ月必死にトライしてみて、 駄目なら二人で病院に行くことにした。 仕事の事とか、細かいことは気にしてもしょうがないってことで。 病院に通い、 本などを読んで、それ系の知識を学んで、 排卵日にあわせて頑張った(恥)。 生理がくるたび、 内膜症ですっごい気持ち悪い&痛い上に、 コウノトリがやってこないという現実。 なんで赤ちゃんがこないの!!って逆ギレして、 相方を父親にしてあげられないのが悲しくて、 自分に絶望した。 子供が嫌いだったくせに、 いざできないとなると何だかすごく欲しくなった。 街中で妊婦さんを見たり、 友達ができちゃった結婚なんていうと、 みんな簡単にできるのに(この考えはどうかと思うけど) って悲しかった。 この頃には、赤ちゃんが欲しくて欲しくて仕方なかった。 自分と、相方の血を受け継いだ赤ちゃんを抱きたかった。 母親になりたかった。 相方は、俺が種無しなんだよって変な慰めをしてくれたけど。 (本気でそう思ってたらしい) 3ヶ月が過ぎて、結局コウノトリは来なかった。 仕事の都合でその月は病院に行けないから、 来月行こうと決めた途端、 憑き物が取れたようにスッキリしたのを覚えている。 それまで過剰に期待して、排卵日後は 「妊娠してるかもしれないから」って 必要以上に節制して生活していたから、 そういうのも全部取っ払って、 「私には赤ちゃんができないのよ~ん。 無駄な努力はしないのよ~ん。 来月病院にいくんだも~ん。」って 以前までのズボラライフを送り始めた。 それは、2003年、2月18日のこと。 その1週間、私は相方が呆れるくらいの食欲だった。 とにかくおなかが空いて空いて仕方がなかった。 1週間で5キロ太った・・・。 1週間異常な食欲で食べ続けた異常さに、 相方が、「もしかして」って言い出したのだ。 丁度、箱買いしてた妊娠判定薬が余っていたので、 どうせしてないと思うけど、 そんなに言うなら病院行く前使い切っとくか~。 位のかなりお軽いノリで私はトイレに行った。 結果は、黒!! あれ?白っていうべきなの?? まぁ、とにかく諦めた時に コウノトリはやってきた。 半信半疑の私は、子宮外妊娠とかいうオチはこないよね??ってずっと不安だった。 早速その週の土曜日(2月22日)に病院に行ったら、 正常妊娠であることが判明。 私の生理周期が異常なことから、 週を割り出せず、 先生「とりあえず、5週くらい?」 先生がくれた超音波写真には、 黒いマルが写っていた。 その写真を見た瞬間に、 色々(仕事とか、これからの生活とか)な考えは吹き飛んだ。 「私は、お母さんになれる。」 この時はつわりもなかったし、 見た目も全く変化なかった(当たり前)なんだけど、 おなかに赤ちゃんがいるんだって思うだけで、 自分まで大事に思えてきた。 今思えば、この日から、 私はどんなに感謝しても足りないくらいの幸せを Silverから貰っていたのだ。 ジャンル別一覧
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